協力隊合格まで
2003年に受験を決意してから、合格、技術補完研修受講までの流れをご紹介します。
受験を決める
協力隊というもの自体は昔から知っていましたが、受験する直接のきっかけとなったのは、なんとなくJICAのWebページを見たとき
に、大学で同じ研究室だった男の子が紹介されていたことです。
その彼は確かに新卒でアフリカに行くといっていましたが(それで協力隊の存在を知った)、まさかそんなところで見るとは思わなかった。
元々コンピュータ関連のエンジニアでしたが、その頃はセミナーの講師や新人教育を経験して教育に携わりたいという思いが強く、興味が湧 いたので募集要項などよくよく読んでみると、コンピュータを教えるという仕事もあり、さらに
- 現地での衣食住が保証されている(生活費が出る)
- 積立金があるので任務が終わってもくいっぱぐれない
という、経済的に頼れる人のいない私にとって大変助かる制度があり、とりあえず受けてみようと決めました。
志望国を決める
私はインターネットセキュリティ関連の仕事をしていたため、明確に志望を決めて出さないとバングラディッシュだかパキスタンだかで要請 が出ていた「セキュリティポリシーの策定」に決まりそうな強い予感がありました。
そこで、最初から志望国を1つに絞ってしまおうと、要請とにらめっこ。
最初はブータンがいいなと思ってました。でもブータンはシステム開発ばかりで教育関連の仕事はありません。
そこで見つけたのはチリの仕事でした。お年よりの生涯学習でコンピュータを教えるという仕事です。
志望国を出すのは二次試験からでしたが、もし一次が通ったらここで出そうと決めました。
健康診断
一次試験で重要な位置を占めていそうな健康診断。心電図やら聴力検査やら、会社の健康診断ではやらないような詳細な検査をしなければい
けません。
10日間ばかし禁酒して(全く意味ありませんが)、近所の病院で検査を受けました。
結果はオールA。小さい頃は体が弱かった気がしますが、なんかすごく健康になったみたいです。
一次試験
一次試験は筆記試験です。語学と技術のほか、SPIのような適性検査もありました。
語学試験
英語は特に難しくないですが、人造語という見たこともないような言語の試験もあり、例文を見て文法を判断して答えなければならず、手間 取りました。人造語は毎年変わるようです。
技術試験
過去問を見る限り、年によって難易度にかなり差があるように思います。
私のときは非常に簡単でした。情報処理技術者試験の午前の部と似たような問題が出ます。
12月初めに試験を受け、結果は年明け。モンモンと結果を待ちます。
二次試験
一次試験合格!
一次試験から約1ヶ月。合格者にはレタックスで通知が送付されるため、受かっていれば発表日当日に届くはず...ということで会社から
帰って恐る恐る郵便受けを見ると、合格通知が来ていました!
二次試験は2週間後。個人面接がグループ面接に変更されていました。*1
技術面接
ここでは志望動機や今までの経験などを聞かれました。とにかく教育をやりたいこと、仕事では工数工数でできなかったことがボランティア
なら思う存分
できるであろうこと、積立金や生活費の支給があって生活に追われないので任務に集中できそうなこと、等々を語り、開発経験がないことをかなりツッコまれつ
つ終わりました。
やっぱりコンピュータ技術で応募しておいてプログラミングが出来ないって言うのは結構ネックなのかなと感じました。
このとき、志望国をチリ1国で出していましたが、事情があって派遣希望時期がかなり遅かったため(受験が2004年1月で、希望派遣時 期が2005年4月)、「多分チリはムリ」と言われ、その場で志望国をスペイン語圏に変更しました。
グループ面接
技術面接で結構ツッコまれたため「これはムリかも」と思いつつのぞんだグループ面接。
大変和やかな雰囲気で、「携帯電話を電車で使用するのはアリかナシか」というようなお題について受験生6人でディスカッションする、という形式でした。
試験官の方が3人いましたが、一言も口をはさまず、私たちの様子を見ていたようです。
合格!そして...
二次試験合格!
合格発表の日。
一次試験と同じく、受かっていればレタックスが来ているはず。
で、先月と同じように恐る恐る郵便受けを開けると...ありました(;;)
とりあえず友達に電話。
でもこの時点では合格した、ということしか分かりません。
どの国になるかは明日分かります。
あぁ、なんて思わせぶりな...。
エルサルバドル?
合格発表の次の日。
「派遣国:エルサルバドル」と書かれた紙が届きました。
いったいどこ?と思って中学のころの地図帳を見たら、中米のちっさーい国。
要請内容を見ると、工業専門学校での授業の向上の支援、と書いてあります。
ほんの少し迷いましたが行くことを決意、誓約書を書いて翌日には発送しました。
このあとかなり長いブランクを経て、12月に技術補完研修が始まります。
合格が2月で10ヵ月ばかし音沙汰無しだったため、「ホントに行くのか?」と不安になりましたが、11月には資料が届き、技術補完研修、駒ヶ根での訓練を
無事終了し現在に至ります。
技術補完研修〜2005年8月までの活動についてはこ ちらを御覧ください。